「ライフオーガナイザー」、「ライフオーガナイズ」とは?

ライフオーガナイザー®とは

「ライフオーガナイザー®」とは、家事代行型の整理収納サービスとは一線を画す、本格的なコンサルティング型の片づけ支援サービスを提供する職業のことです。

暮らしを最適化するための考え方「ライフオーガナイズ」(詳細は下記参照)をベースとした、思考や感情の整理からはじめる綿密なコンサルティングと、住む人自身が使いやすく戻しやすい仕組みづくりが特徴です。暮らしに、住む人自身に合った仕組みを作ることで、暮らしのストレスを軽減し、より豊かな人生を生きられる人を増やすことを目指して活動している職業です。

2008年に一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会が設立され、ライフオーガナイザーという職業が誕生しました。

一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会:http://jalo.jp/

ライフオーガナイズとは

「ライフオーガナイズ」は、英語の”Life Organize”のカタカナ表記です。

“Life” は、日本語で人生や暮らし、生活のこと。

そして”Organize”は、日本語では一単語の訳語がありませんが、辞書をひくと「整理する、組織する、編制する、(…を)(…に)組織する、計画する、(計画して)催す、(…を)責任をもって調達する、(…を)体系づける、まとめる、考えを集中する、気を静める」(出展:http://ejje.weblio.jp/content/organize)とあります。

ただ単に「片付ける」というよりは、「計画、準備をして、整理整頓する」というニュアンスが強い言葉です。

日本で「ライフオーガナイズ」という言葉を提唱したのは、2008年設立の一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会です。もともとは、アメリカで一般的に認知されている職業である『プロフェッショナル・オーガナイザー』(思考と空間の整理のプロ)の日本版として、誕生しました。

協会での「ライフオーガナイズ」の定義は、

『空間や暮らし、人生を俯瞰し仕組み化する技術』

俯瞰(フカン)とは、全体を捉えること、仕組み化するということは再現性を持たせるということです。つまり、

住居・生活・仕事・人生等あらゆるコト、モノを、効果的に準備・計画・整理し整えること

です。

より簡単に捉えると、

「自分がもっと楽に自分らしく、生きられるようにしていくこと」、「暮らしの最適化」

がライフオーガナイズの考え方です。

ライフオーガナイズのポイント、メリットとは

先述のように、私たちの『ライフ(暮らし、生活、人生)』には、色々なモノゴトが関わっています。それを『オーガナイズ(自分にとって「ちょうどいい」に整えること。)』していくことで、もっと楽に、自分が心豊かに毎日暮らせるようになります。

私たちの毎日の暮らしには様々なことが関わっています。家、仕事、食事、育児、情報、服装、掃除、心、美容、健康…。何が大切か、何を選ぶのか、何に時間を掛けたいのか、その基準は、1人1人異なります。他人とは違って当たり前で、自分の価値観を大切にするところです。

ライフオーガナイズのポイント

ライフオーガナイズの一番のポイントは、自分軸:自分で選びとる、自分にとって心地いい、ちょうどいいということ。他人の価値観ではなく、自分にとってちょうどいいところにゴールを設定することが大切です。ただし、今の状態が「ある程度の期間、散らかり続けている」場合、「自分にとってちょうどいい」がどんな状態なのか自分でもわからないことがよくあります。 また、私たちは「世間体」「常識」「親からの教育」など、自分が心から求めていないことを無意識に「当たり前」、「やるべきこと」と思い込んでしまうことがあります。そのため、まずは思考や感情の整理から始め、自分が本当に望んでいることは何か? どんな暮らしをしたいのか? どうやって生きていきたいのか? そういったことを見直すところから始めます。

思考や感情の整理をしていく中で、自分が望んでいることや、どんな暮らしをしたいのか、また、今何にストレスを感じていて改善させたいのか、どんな風に時間を使いたいのかなど、方向性が見えてきます。その方向性が見えてきたら、次の段階としてゴール設定をします。家の片付け(仕組みづくり)の場合、暮らしを、「自分にちょうどいい状態」になるように整え、維持できるような仕組みを作ります。

ここでもポイントは、自分の価値基準を自分で把握し、その基準でモノゴトを選び、そして自分に合った方法を採用することです。雑誌やテレビでおススメしていた情報を鵜呑みにして買ったけれど、自分では使いにくいと感じるものは手放しましょう。自分の価値観で、暮らしに必要なものを選びます。

また、収納を考える場面でも、自分がやりやすい方法を考えることが大切です。例えば、インスタで見て真似した真っ白な容器で統一された収納。自分でも、どこに何があるのか、毎回確認しないとわかりにくかったり、家族に「●●、どこにある?」と聞かれ、「白いボックスの中!」と答え、また「どの白いボックス?」と聞かれ、説明に困る…。そんな状況であるならば、それはあなたと家族のやりやすい方法ではありません。そこをやりやすい方法に変えていくことで、自分も家族も維持管理しやすい仕組みが作れるようになります。

ライフオーガナイズのメリット

ライフオーガナイズのメリットは、とにかく楽に生きやすくなるということ。ポイントである、自分軸:自分で選びとる、自分にとって心地いい、ちょうどいいということを突き詰めていくことで、他人の価値観ではなく、自分にとってちょうどいい暮らしが送れるようになります。

ただ単に、家の中が片付いた状態で維持できるだけでも、ストレスは減ります。片付けに追われていた時間や、モノを探す時間が減り、その分自分の好きなことに時間を使えるようになります。さらに、時間に追われなくなるので、精神的にもイライラが減って、平穏で晴れやかな気持ちで過ごせるようになります。そうすると、一番近い人間関係(パートナーや家族)にもいい影響があり、気持ちよく日常が送れるようになっていきます。その影響は、お友達、仕事関係の人など、どんどん波形を描くように周囲にも広がっていきます。

また、家の片付けは物理的なことですが、自分の価値感でモノを選ぶことは、時間、情報、暮らしや人生という目には見えないものを選んでいく練習にもなります。自分で人生を選べていると実感できるようになると、自信がつき、もっと楽に、生きやすくなります。

なぜ今ライフオーガナイズのスキルが必要なのか

なぜ、片付けブームは起きたのか

日本で、「物を減らす」片付けが一気に主流になったのは、2009年に出版された『断捨離』がきっかけでしょう。ライフオーガナイザー協会設立も2008年ですが、2000年代からじわじわとそれまでの主流だった「いかに上手に収納するか」から、「シンプルライフ」や「物を減らす」片付け方法が話題になっていました。

その理由は、最近の私たちを取り巻く環境が、常にモノやコトが過剰にある状態だからです。本来は、私たちの暮らしを豊かにするために発展してきたモノやコトですが、今の私たちは多すぎるモノ・コトを管理しきれずに、持て余していたり、ストレスを感じたりすることが増えてきたからです。

実は、日本でこのような状況になるはるか前、1980年代からアメリカでは今の日本と同じような状況が起こっていました。

TV通販、オンライン通販が盛んなアメリカでは、時代とともに生活が豊かになったものの、モノ・情報・空間、あらゆるものを必要以上に多く所有し過ぎる人が増えていました。その結果、最も重要な資源である時間が足りなくなり、かえって豊かな生活から遠ざかってしまう……こんな本末転倒な状況が訪れていました。

数年前の日本と同じ状況です。

こんな状況から、自分自身でコントロール(=維持管理)できる暮らしを取り戻したい、と考える人が、物を減らす片付けに注目し始め、流行になったのが日本では2010年頃でした。

なぜ、ライフオーガナイズのスキルが必要なのか

日本で片付けが流行し始めたものの、長年いかに収納するかにとらわれていた私たちは「物を物で制する」考えからなかなか抜け出せませんでした。TVや雑誌では、その見栄えの良さから「どの収納用品をどのように使えばいいか」ということにフォーカスが当たりがちです。また、あるカリスマが提唱する方法が一気に広がりますが、それでうまくいく人がいる反面、うまくいかずに自己嫌悪、自信喪失する人が出始めました。

ライフオーガナイズのスキルは、暮らしを自分にとって最適化する技術。相田みつをさんの「みんなちがって、みんないい」と同じで、暮らし方は100人いたら100通りあって当然のことです。片付け方も、同じです。

自分一人では、知識に限界があるので誰か他の人の知恵を借りることは大切です。ただし、それを他人のやり方でそのまま真似するのではなく、かならず自分で「自分に合うかどうか」のフィルターを通してから選び取ること。ここがポイントになります。

多くの場合、ライフオーガナイザーやライフオーガナイズを知るきっかけになるのは片付けの場面ですが、家を片付けながら自分で選び取ることを習慣づけていくと、時間、情報など目に見えないことも自分の基準で選び取ることができるようになります。

インターネットやSNSの普及で、真実も嘘も、そして白黒つけられないようなことも、ありとあらゆる情報が氾濫している世の中です。どの情報を自分が正しいと選び取って生きていくのか?そして、人に平等に与えられている1日24時間なのに、どうしてやりたいことをどんどん実行して楽しそうな人と、常に時間に追われて忙しそうな人がいるのか?

自分軸で選びとることは、とても大切です。

ライフオーガナイズを学ぶ方法

ライフオーガナイザー講座

ライフオーガナイズを学ぶには、協会が認定している講座や、ライフオーガナイザーがライフオーガナイズの知識をベースに開催しているオリジナルセミナーがあります。協会が認定している講座は、協会認定講師(認定講師一覧)が開催し、全国どこでも同一価格で同じ内容の講座が受講できます。

ライフオーガナイザー協会認定講座

(1)ライフオーガナイザー入門講座

入門講座は、所要時間2時間半~3時間でライフオーガナイザー2級講座のエッセンス講座(ポイントを学べる講座)という位置づけです。受講料は、3,000円+消費税です。具体的な片付けの手法よりも、ライフオーガナイズの概論から始まり、ワークでそれを体験してもらい、家に帰って片付けを始められるように考え方の枠組みをお持ち帰りいただけるような講座です。

座学だけでなく、体を使うワークや、自分を知るワーク、そして得た知識をアウトプットできるようにコンテンツが作られています。

全国に入門講座の認定講師がおり、頻繁に開催されています。

ライフオーガナイザー入門講座開催情報:http://jalo.jp/introinfo/

 

(2)ライフオーガナイザー2級講座

2級講座は、ライフオーガナイズの基本的な概念と自分自身をオーガナイズする方法を習得できる講座です。ライフオーガナイズの概念、脳の仕組み(利き脳)、モノの「要不要」と選別する基準=価値観、オーガナイズの手法とプロセス、そして実際の片付けに関するグループ演習を行った後、認定テストを受けて終了です。

10:00~17:00(休憩1時間)の6時間で、受講料は20,000円+消費税です。

ライフオーガナイザー2級講座開催情報:http://jalo.jp/intro2info/

(3)ライフオーガナイザー1級講座

1級講座は、ライフオーガナイズのスキルを用いて、「ライフオーガナイザー」と名乗って片付け支援サービスを人に提供できるようになる資格認定講座です。1回6時間×全3回に分かれており、1回目は知識、2回目は技術、3回目は実践を学べ、各回ごとに課題があります。

受講後には、試験があり、その試験に合格することで認定されます。

ライフオーガナイザー1級講座詳細:http://jalo.jp/archives/jalo1-summary/

ライフオーガナイザー1級講座開催情報:http://jalo.jp/archives/category/intro1/

ライフオーガナイザー協会監修講座

ライフオーガナイザー協会が作成したコンテンツを用いて、ライフオーガナイザーが開催する講座です。資格は必要ないけれど、暮らしを整えていきたい方向けです。2018年1月時点では、

◆時間のオーガナイズ講座

◆バッグ収納セミナー

◆クローゼットのオーガナイズセミナー

◆家計オーガナイズセミナー

◆冷蔵庫のオーガナイズセミナー

◆利き脳片づけ®収納術講座

◆メンタルオーガナイズセミナー

◆シニアオーガナイズセミナー

◆片づく×ご機嫌・家づくりセミナー

◆小学生のための楽しいかたづけ講座

があります。開催は不定期なので、下記リンクから探してみてください。

協会監修セミナー開催日程:http://jalo.jp/archives/category/seminar/

ライフオーガナイザーに片付けを依頼する方法

もし、ご家庭の片付けにお困りの場合、片付け方法を学んで自分で行う方法と、ライフオーガナイザーに依頼する方法があります。もし、今まで自力で頑張ったけれどイマイチ成果が出ない方や、一刻も早く片付けを終わらせて気持ちよく暮らしたい方は、ぜひ依頼するという手段を検討してみてください。

ライフオーガナイザーを探す方法

どのライフオーガナイザーに頼んだらいいかわからないという方は、以下のサイトを参考にしてみてください。

ライフオーガナイザー検索サイト

ライフオーガナイザー検索サイト:https://lokensaku.com/

ライフオーガナイザー1級取得者の中でも、活動実績があるオーガナイザー約70名の情報(2018年1月現在)が掲載されています。エリア別に調べることも可能ですし、持っている資格や、サービス内容も確認することが可能です。

ライフオーガナイザー協会のライフオーガナイザー一覧ページ

ライフオーガナイザー一覧ページ:http://jalo.jp/archives/category/lifeorganizers/

ライフオーガナイザー1級を取得して、サービスを提供しようという意思のある人が情報を掲載しています。こちらもエリア別に調べることができます。

カジタク 片付け名人プレミアムサービス

片付け名人プレミアムサービス:https://www.kajitaku.com/house-work/plan-kataduke/#plan-kataduke-premium

イオングループが展開している家事の宅配「カジタク」の中で、2018年1月現在では首都圏限定ですが「片付け名人プレミアム」というライフオーガナイザーが6時間×2名の作業でじっくりと広範囲に片付け(整理・収納)を行うサービスがあります。このサービスを利用することでライフオーガナイザーを探す手間が省けます。

簡単なヒアリングと異なり時間をかけたコンサルティングにより、お客さまの行動タイプや価値観を確認しオーダーメイドの提案書を作成。ストレスなく要、不要の仕分けができるようサポートをしながら、使いやすく戻しやすい配置・収納方法をご提案、片付けやすい部屋づくりをお手伝いします。

ライフオーガナイザーに頼む場合にかかる費用

ライフオーガナイザーの経験、サービス提供エリアなどによって価格は異なりますが、ほとんどの場合1時間当たり5,000円が一つの目安です。

ちなみに、このブログを書いている私のサービス詳細は以下をご覧ください。

SOLOS 戸井由貴子 オーガナイズサポートサービス:http://style-of-living.jp/course/organize-support/

 

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