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片付けのやる気が起きない人がやる気を起こす方法

2018/05/15

片付けたいけれど、やる気がでない。片付けなくちゃと思いながら一日が終わってしまった…そんな日もありますよね。

脳の特性を知り、行動をコントロールすることから片付けのやる気を出すためのコツ7つを、片付けのやる気が全くない足の踏み場もない汚部屋暮らしを30年続けた後に、片付けを仕事にしている立場から提案します。

 

1.片付けたいけれどやる気がでないあなたに必要なのは?

片付けるやる気が出ない
この記事を読んでくださっている方にまず聞きたい質問があります。

あなたが求めているのは、

A. 片付けのやる気はないけれど、それを後悔しない方法
B. 片付けのやる気がないけれど、なんとかやる気を出す方法

どちらでしょうか?

私は以前、人はみなやる気を出す方法を求めて相談していると思っていましたが、実はAを求めている方も大勢いるということを仕事を通して知りました。

 

自分を無理やり奮い立たせずに、今の自分の状況を肯定することから始めたい、始める必要がある。そんな方もいらっしゃいます。

A.片付けのやる気はないけれど、それを後悔しない方法をお求めの方は「2.やる気はないけれど、それを後悔しない方法」を、

B.片付けのやる気がないけれど、なんとかやる気を出す方法をお求めの方は「3.やる気がないけれど、なんとかやる気を出す方法」をご覧ください。

自分が最終的に満足する方法が見るかるといいですね。

 

 

2.やる気はないけれど、それを後悔しない方法

やらない選択肢もあり

 

「やる気がなくて、●●しなくてはいけないのにできない」
→「やる気がないので、今日は●●するのをやめよう」

考え方を変えるだけですが、事実に対して自分の認知の仕方を変えるだけで気が楽になります。

結果として、やらなかった事実に変わりはありません。
けれど、後者は自分の意思でやらないことを選びました。

言葉遊びのように聞こえますが、自分で意思決定をすることがコツです。

自分のしたくないコトを、自分にさせようとするのは多くの場合とても辛いです。

 

また、ある程度の期間以上片付けができない場合や、汚部屋状態になっているケースでは何か別に理由があるのかもしれません。

生まれてからずっと片付けが苦手で生活に支障が出ている場合、「Chronic Disorganization(慢性的に片づけられない)」かもしれませんし、何かストレスとなるきっかけがあって片付けられなくなった場合は「Situational Disorganization」と呼ばれる状態にあるかもしれません。

こういった場合、片付かない環境・汚部屋を見ていてもストレスになりますが、やる気を奮い立たせようとしてもそれが出来ずさらに辛くなり、堂々巡りになりやすいです。

心が疲れている場合、まずは片付けのやる気を出すところにエネルギーを使うのではなく、心を癒すところから始めましょう。

 

上記の状態に当てはまらずに、
「やる気がないので、今日は●●するのをやめよう」と考えても、
まだ楽にならず、モヤモヤし続けているときはやる気を出すコツを考えてみましょう。

 

3.やる気を出すコツは脳の仕組みと行動のコントロール

(1) 片付けのやる気を出すには楽しそうなイメージから始める

やる気を出すには楽しいイメージ

片付けのやる気が出ない人は、片付けを否定的に捉えているケースが多いです。

例えば、
・片付ける方法、時間、手段を想像すると面倒になってゲンナリする
・過去の片付け経験、失敗経験を思い出してウンザリする
などです。

そのため、まずはだまされたと思って片付いた後の状況と気持ちを肯定的に想像してみるのがコツ。

例えば、
・目の前の山積み食器のシンクを10分で洗い終え、10分で食器棚にしまう。ピカピカにしたシンクを前に、達成感でいっぱいの私♪

・テーブルの上に何も置かない状況にしたら、子どもがごはんに集中できて、イライラしない私!ごはんもおいしく見えるし、団らん時間♪
などです。

自分の感情まで具体的に楽しく想像するのがポイントです。
脳は楽しそうことはやりたくなるし、そうではないとモチベーションが上がらずやる気が出ないそうです。

 

(2)片付けでやる行動を書き出す

やる気が出ないときは、なぜか普段よりも頭の中で「やるべき事」がオオゴトになっているせいで面倒に感じてしまいます。

大変そうな行動に取り掛かるのは、誰でも億劫です。

「やること」だけを紙に書き出して客観的にみると、意外と少なかったり、手間がかからなく楽そうなものが混ざっていたりします。

片付けにやる気を出すにはチャンクダウン

まずはやることを小さいステップで書き出してみましょう。

大きなまとまりを細かくして書き出すことがコツです。
そうすると、1つの行動が簡単になります。

一度に汚部屋脱出を目指すのではなく、まずは床に散らばっている洋服を洗濯するものとクローゼットに戻すものに分ける、服をハンガーに掛ける…というように1つの小さな行動に落とし込むことがコツです。

 

(3)片付けのやる気がでない時には、簡単なことから始める

やる気がないときに、雑念だらけの思考や感情をコントロールするのは難しいので、単純に身体を動かせば済むところから始めるのがコツ。

東大の池谷裕二教授を始め、脳科学分野からも「先に身体を動かす」とやる気につながると言われています。

例えば本当は汚部屋克服や家全体片付けることが目標でも、それは行動が多く複雑です。

まずはテーブルの上にあるゴミだけを拾う、
床に落ちている
雑誌をまとめる、
テーブルの上の食器をシンクに運ぶ、
洗濯機に洗濯物を入れる、
読んだ新聞を集める、

など考えずに手を動かせる簡単に済むところからスタートしてみましょう。

 

(4)片付けのやる気がでない時には、5分タイマーをかける

タイマーをかける

 

 

 

 

 

 

片付けが嫌で大変なことだと考えてしまっているのとモチベーションが上がらない場合、頭の中では必要以上の時間を見積もってしまっています。
全て終わる終わらないは別として、まずは5分間だけ片付けることに決めてタイマーをかけます。
そして、一番身近なところからスタートします。
タイマーが鳴ったらやめてもいいし、そのまま延長してもOKです。

たかが5分でも、0分よりずっと片付けは進みますよ。

 

(5)片付けのやる気を出すには、ご褒美を決めておく

やる気を出すにはご褒美を決めておく

片付けだけでなく人がやる気を出すためには、2種類の動機付け(モチベーション)があると言われています。

①内発的動機付け…自分がやりたいと思い意欲が沸き起こり、達成感や満足感、充実感を得たいという、人の内面的な理由によってモチベーションが上がること

②外発的動機付け…活動自体を楽しむのではなく、何かを得るという理由によってモチベーションが上がること

例えば勉強を例にすると、

①学校の授業とは関係なくても、好きな生き物については誰に何も言われずにワクワクと勉強をする

②テストで100点とればオモチャを買ってもらえる、受験に合格するために勉強する

比較すると、違いますよね。

ご褒美でのモチベーションアップは、この外発的動機付けにあたります。
「ご褒美で釣る」というと聞こえはよくないかもしれませんが、やる気を出すためには有効な方法です。

片付けの後に、好きなおやつを食べる、ゲームをする、出かける、いつもより高いビールを飲む…ささやかでも幸せを感じられるご褒美を先に決めてモチベーションアップを図るのがコツです。

 

(6)片付けのやる気を出すためには、片付いた先の暮らしを想像する

先述の内発的動機付けのモチベーションアップにつながるのが、片付いた先の暮らしを想像することにあります。
片付けをする前に、その目的を考えてみましょう。

 

(7)今すぐ片付けのやる気を出すためには、〆切を決める=人を呼ぶ

これは諸刃の剣の方法ですので、気を付けてください。

人によっては、来客時までに片付けが終わらず、とりあえず袋に入れて、納戸(や、使っていない部屋)に突っ込み、その場をやり過ごし、最終的に「開かずの間」、「汚部屋」を生み出している場面を何度も見ているからです。

また来客のために一過性で片付けるのではなくて、自分のために片付けた方がいいと思います。

ただ、どうしても今すぐにやる気をだすためには〆切を作るのも一つの手です。人は、〆切があるとやる気を出せるものです。人を招き、必然的に〆切を作ってしまいましょう。

 

私には片付けなければいけないのに、やる気が起きない。後回しにし続け、結局散らかったままの部屋の中でさらに自分にがっかりした経験が数えきれないほどあります。

やる気についてまとめましたが、なかなか取り掛かれない時の気分はよくないですよね。
上に書いたように、人によってはやる気を出せる状況じゃないかもしれません。その状況の方に、やる気を出せというのは難しいです。ぜひ、ご自身が置かれる状況をふまえた上で、やる気を出した方がいいタイミングの方は「やる気を出す方法」を参考にしてモチベーションアップしてみてください。

またあまりにも汚部屋になってしまっていると、片付けが大変そうに感じてしまいやる気が起きないということもありえます。
自分で片付けられるレベルかどうかをぜひチェックしてみてくださいね。

また、どうしても1人ではやる気がおきないという場合は誰か一緒にいてもらうことも効果的です。
片付けを一緒にしてみませんか?

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戸井 由貴子

ライフオーガナイザー(協会認定講師)/クローゼットオーガナイザー。 生まれながらの片付け下手で汚部屋育児に苦しんだ経験からライフオーガナイズを学び、開眼。お客様のゴールまで伴走し、暮らし全体を整え人生をもっとよくするためのサービスや、片付け・整理収納にとどまらず暮らしを最適化するためのセミナー多数。札幌市在住2児の母。

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